7日午前3時50分ごろ、群馬県みなかみ町大沼の無職、木榑正さん（92）方で、コグレと名乗る男性から「人を殺した」という趣旨の110番があった。警察と消防が駆けつけたところ、木榑さんと、同居する娘の光子さん（55）の2人が血を流して倒れているのを発見した。病院に搬送されたが、木榑さんは死亡し、光子さんは頭部挫創の重傷。
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県警沼田署によると、木榑さんは光子さんと2人暮らし。通報した男性は現場におらず、長男の車がみなかみ町内で見つかった。同署は長男が事情を知っているとみて行方を追っている。
近くに住む男性（71）は「正さんはよく軽トラックに乗っていた。先月、沼の草刈りをしたときも元気そうだった。こんな事件が周囲で起きたことがないのでびっくり。朝5時ごろに起きたらパトカーが来ていて驚いた」と話した。【加藤栄、湯浅聖一】