「被害者は一生ハチミツを口にできないのに…」ハチミツ体液混入男の「吐き気を催す行為」が、あまりに軽すぎる執行猶予という”不条理な現実”

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同僚女性が会社に置いていたハチミツに体液を混入し、その様子を卑猥な言葉とともにSNSで投稿して男の裁判が岡山地裁で行われた。懲役1年6カ月(執行猶予3年)の判決はあまりにも軽く、憤る声も少なくない。
性犯罪に詳しいジャーナリストの千葉春子氏も「なぜこの卑劣な犯罪が性犯罪で裁かれないのだろうと疑問に思います」と怒りを露わにしていた。
〈会社のオフィスでOLの私物ぶっかけ〉〈オフィスのメスのトイレに入るときの興奮やばい〉
とても口にはできないような下劣な発言はほんの一部に過ぎない。
同僚女性が会社に置いているハチミツの容器に体液を混入し、その動画や写真を卑猥な言葉とともにX(旧Twitter)に投稿していた男の公判が7月22日、岡山地裁で行われた。
器物破損と建物侵入の罪に問われていたのは元派遣会社社員の徳田蓮被告(25歳)。裁判は即日結審し、懲役1年6ヵ月(執行猶予3年)の判決が言い渡された。
ジャーナリストの千葉春子氏は、「なぜこの卑劣な犯罪が性犯罪で裁かれないのだろうと疑問に思います」と怒りを露にする。
「徳田被告が問われたのは器物損壊・建造物侵入です。苦肉の策だったのかもしれませんが、ハチミツに自分の精子を入れ、同僚女性が意図せぬ間に飲ませるというのはレイプに近い。それに毒物混入ともいえるのではないでしょうか」(千葉氏、以下「」も)
徳田被告の行為はあまりにもおぞましいものだった。
「派遣先の不動産会社の営業所内で同僚女性数名のマグカップやハチミツ容器に射精。さらには休みの日、社内の女子トイレにも侵入、あろうことか備品に向けても射精して、その様子を動画で撮影してXに投稿していました」
ほかにも複数の駅周辺で若い女性たちの姿を盗撮し、SNSに投稿していたことも明らかになった。制服姿の女子高校生の姿もあったという。
SNSの徳田被告のアカウントはこうした卑猥な動画や写真のほか、女性を蔑む発言で埋め尽くされていた。
やがて投稿に気づいた人によって事態が発覚し、SNS上で徳田被告を特定する動きが始まったのは今年2月のことだ。
「ささやかな手がかりを元に何人もの人が特定に動いていました。確信が持てると、派遣先にも連絡が相次ぎ、警察にも通報。徳田被告は担当者と共に出頭したそうです」
その後、捜査が進み、徳田被告は今年5月に書類送検された。
おぞましい行為を行っていた徳田被告。法廷で見せたのは口だけの反省と母親任せの更生の姿勢だった。
後半記事「《ハチミツ体液注入事件》男は反省なく「謝罪文はコピペ」「減刑を求めて母親が嘆願書」を…歪みきった自己顕示欲と倫理観は中学時代から始まっていた」で続けて報じる。
《ハチミツ体液注入事件》男は反省なく「謝罪文はコピペ」「減刑を求めて母親が嘆願書」を…歪みきった自己顕示欲と倫理観は中学時代から始まっていた

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