日本維新の会の吉村洋文代表(50、大阪府知事)が28日、府庁での囲み会見で、参政党が27日、日本国旗の損壊行為を処罰する「日本国国章損壊罪」の新設を盛り込んだ刑法改正案を単独で参院に提出したことについて「一声かけていただければよかったのかなとも思いますし、共同でできることは共同で」と、協力する姿勢を見せた。
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記者団から、参政党の法案提出について問われ「一緒にできるところは、一緒に進めていければいいと思っています」と答えた。
吉村氏は、刑法が「外国国章損壊罪」を定めるものの、日本国旗の損壊は対象外になっている矛盾を指摘。自民党との連立合意の中の項目の一つとして、2026年の通常国会での「日本国国章損壊罪」の制定を盛り込んでいるとして「外国国旗の損壊罪は犯罪だけれども、日本国旗の損壊罪はない。犯罪にならないと。これはおかしいのではないか、矛盾しているのではないかと。これはきちんと正していきましょうということを、今回の連立合意の中の1つの項目として合意をしています。すでに合意をして、オープンして、皆さんにも分かっていることで、当然、参政党さんもご存知のことだと思います。その上での法案提出だと思います」と述べた。
「今回の日本国旗の損壊罪のところだけじゃなくて、他のスパイ防止法であったり、外国人の土地取引規制に関する法であったり、共有できることもある。しっかり共有できるところは共有していければいいと思っています」と、国旗損壊罪以外でも参政党と共有できるところがあるとした。
吉村氏は「来年の通常国会にしっかり出せるように(自民と)合意もしてますので、進めていきたいと思います。連立合意に入っていますので、参政党さんと協力して進めていけるところは、協力して進めていけばいい」と強調した。
(よろず~ニュース編集部)