元衆議院議員の石川知裕さんが2025年9月6日、亡くなったことがわかりました。事務所関係者によると、6日午前6時ごろ、妻で衆議院議員の香織さんに入院していた東京の病院から「呼吸が弱くなってきたので家族の方は集まって欲しい」と連絡があったということです。香織さんと小学生の長男と長女が病院に到着してまもなく、午前6時半ごろ静かに息を引き取りました。52歳でした。連絡を受けた関係者によると、香織さんは悲しみをこらえながら気丈に振る舞っていたということです。

石川知裕さんは、足寄町出身。小沢一郎衆議院議員の秘書を経て、2005年の衆院選に民主党(当時)から出馬、2007年に比例代表北海道ブロックで初当選し、3期務めました。小沢一郎衆議院議員の資金管理団体を巡り、政治資金規制法違反の罪に問われ2013年に議員辞職。2019年の北海道知事選、2022年の参院選に立憲民主党の推薦や公認で出馬し、落選していました。2024年に大腸がんを公表後、同年の衆院選にも出馬しましたが、惜しくも落選。その後も入退院を繰り返していて、がんは肝臓やリンパにも転移し、1週間ほど前から緩和ケア病棟で過ごしていました。