群馬県の草津白根山の白根山・湯釜付近を震源とする火山性地震が増加しているとして、気象庁はきょう(4日)午前6時前に噴火警戒レベルを、▼火口周辺への立ち入り規制を求める「2」に引き上げました。
気象庁によりますと、きのう(3日)午後3時ごろから草津白根山の白根山・湯釜付近を震源とする火山性地震が増加し、きょう(4日)午前5時までの24時間で40回発生したということです。
また、去年6月ごろから、湯釜付近の地下の浅い部分の膨張を示すと考えられる緩やかな地殻変動も確認されています。
気象庁は噴火警戒レベルを、▼活火山であることに留意を求める「1」から、▼火口周辺への立ち入り規制を求める「2」に引き上げました。
気象庁は、湯釜火口からおおむね1キロの範囲では噴火に伴う噴石に警戒し、地元自治体などの指示に従って、危険な地域に立ち入らないよう呼びかけています。