昨年の東京都知事選で約166万票を獲得し、2位に躍進した石丸伸二氏(42)が率いる新党「再生の道」は、都議選に向けて政策は掲げず、綱領は任期を2期8年までとする多選の制限のみとして42人の公認候補を擁立したが、全42候補が落選するという厳しい結果に終わった。
安芸高田市長時代に市議会での強い発言や記者への詰問で注目を集め、SNSを通じて既存政治に不満を持つ層の支持を獲得した石丸氏は、都知事選で予想を覆して注目を浴びた。その勢いを背景に、今年1月には「政治屋の一掃」を掲げる新党を設立。多選禁止のみを掲げ、党議拘束も課さない「個人事業主の集合体」と位置づける独自のスタイルを打ち出した。