アルバイト従業員の顔を殴りケガをさせたなどとして、大阪市平野区の建設会社の経営者など2人が逮捕されました。 傷害などの疑いで逮捕されたのは、大阪市平野区の建設会社の経営者・藤川大志容疑者(30)と建設作業員・藤川達輝容疑者(28)です。 警察によりますと、大志容疑者ら2人は、4月9日午後2時半~午後3時頃に、奈良市内の建設現場でアルバイト従業員だった男性(当時16)の首を掴んだうえ、顔を殴るなどの暴行を加え、ケガをさせた疑いがもたれています。
大志容疑者と達輝容疑者は兄弟で、男性と口論となった大志容疑者が男性の首を掴み、近くにいた達輝容疑者が顔を殴ったということです。その後、はずみで仰向けに転倒した男性に達輝容疑者が馬乗りになり、顔面を複数回殴ったうえ膝蹴りし、大志容疑者がコンクリートブロックなどに穴をあけるハンマードリルを使い「分からしたろかい」と脅迫したとみられています。 アルバイトの男性は、前歯を折ったほか、顔面などを打撲する全治1か月の重傷です。 警察の調べに対し2人は容疑を認めていて、兄の大志容疑者は「生意気な態度を取っていて、叱ったら歯向かって来たのでやった」、弟の達輝容疑者は「日ごろの勤務態度が悪く、兄に反抗していたからやった」などと供述しているということです。 警察はいきさつを詳しく調べています。