鳥取県日野町交流センター「リバーサイドひの」の大浴場で昨年、最大で国の基準値の24倍となるレジオネラ菌が検出されていたことが分かった。
町は施設の指定管理者から報告を受けて大浴場を一時的に利用中止としたが、「健康への影響は低い」として検出を公表していなかった。
町によると、昨年7月2日、法定検査で男湯で基準値の10倍、女湯で24倍のレジオネラ菌が検出されたと、指定管理者から報告があった。同日は施設の定休日で、町は翌日から入浴営業を中止。浴槽や配管を清掃し、再検査を経て8月1日に再開した。
町はこの間、菌の検出を公表せず、営業の中止は「大浴場のリフレッシュ」などと説明していた。町産業振興課の杉原昭二課長は「利用者の不安をいたずらにあおりたくなかった」と話した。