山梨県にある富士山とコンビニ店を一緒に撮影することができる場所で、新たな柵の設置が検討されていることがわかりました。設置が決まれば、今回で3度目の増設となります。
【映像】観光客マナー違反で3度目の柵増設
「協議はですね、かなり前から水面下で話をしていて」「ローソンさんの方は、柵の方はいつでもOKということで」(渡辺英之富士河口湖町長)
富士河口湖町にあるコンビニ店は、富士山とコンビニ店を一緒に撮影できるとSNSなどで話題になり、観光客を中心に人気のスポットとなっています。しかし、横断歩道ではない所の道路を渡るなど、観光客によるマナー違反が後を絶たず、町は2024年5月、目隠し用の幕を設置しました。
その後、2度にわたり柵を増設したことで全体的なマナーは徐々に改善されたものの、いまだに危険な道路の横断や私有地への立ち入りが多いということです。町は28日の定例会見で、新たに柵を4つ増設することを検討していると明らかにしました。コンビニ店側に2つ、向かいの歯科医院側に2つで、さらに歯科医院側の私有地である駐車場の入口を外側に移設してもらう計画もあるということです。
町によりますと、歯科医院の駐車場の入口の移設にかかる工事などの費用を6月の町議会に補正予算として計上したということです。また、無理な横断の要因として、横断歩道が「押しボタン式」のため外国人観光客がボタンに気づかないという声もあり、町は「信号機の横に、今よりわかりやすいものの設置を検討している」としています。(ANNニュース)