13日に開幕した大阪・関西万博。行く際には注意点があるようで、事前に知っておいた方が良さそうです。“行くときに役立つ心得”を紹介します。
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山形純菜キャスター:まず「支払い」ですが、会場内は全面キャッシュレスで、現金は一切使えません。外周バスやキッチンカーなどの飲食店、土産店など全ての支払いがクレジットカードや電子マネーなどです。約70の決済ブランドが利用可能です。
また、“最先端”のキャッシュレス決済「顔認証決済」も導入されています。万博公式アプリに、クレジットカード情報や顔写真を事前登録しておくと、決済の際に顔をかざすだけで数秒で支払いが完了します。マスクや眼鏡などをしていても顔認証され、約200の店舗で利用可能です。しかし、現金しか持っていない人はどうすればいいのでしょうか。会場内で現金をチャージができるプリペイドカードが1枚200円で購入できます。ただ、混雑も予想されるので、事前にキャッシュレス決済を持っておくと便利ではないでしょうか。
万博会場で取材をしている高柳キャスターに「万博の必需品」を聞きました。高柳光希キャスター:「会場内はキャッシュレス」ということで自動販売機にもコインを入れる穴がなく、スマートフォンのみでの決済となっています。また、フードコートには無料席と有料の指定席があり、有料の指定席はスマートフォンで抑えることができます。
万博を回るうえで、スマートフォンがかなり重要になっているため「モバイルバッテリー」が必需品となりそうです。ひとつ持っておくと、1日の終盤にかなり役に立つかもしれません。また、“必需品”という観点では少しずれるかもしれませんが、会場内には30か所以上の無料給水スポットがあり、マイボトルに無料で水を注ぐことができます。SDGsの観点からも、この様な取り組みがされているので、マイボトルを持っていてもいいかもしれません。
井上貴博キャスター:今はうまくいってないところですが、並ばないシステムなどしっかりと構築できれば、夏も乗り越えられそうですし、他のイベントでも使えるような日本特有のシステムになりそうですね。ハロルド・ジョージ・メイさん:今回の並ばないシステムは、約14万人に対応できるようなテストしている部分もあると思います。
山形キャスター:荷物についても注意が必要です。「大きな荷物というものは持ち込みがNG」となっています。【持ち込みNG】キャスター付きの荷物(サイズに関わらず)【持ち込みOK】幅60cm、奥行き90cm、高さ40cmまで
ただ、万博会場には大型荷物を預ける場所もありますが、1個1万円(限定200個)となっています。大型の荷物は弁天町駅や桜島駅など主要乗換駅(1000円/1個)で預けるほか、万博来場前に宿泊ホテルなどに荷物を預けることを推奨しています。
井上キャスター:イベントが始まるとトラブルなどつきもので、そればかりが報道されます。しかし大阪としては、長い目で見て「夢洲をどう活用するのか」を重要視してるのでしょうね。ハロルド・ジョージ・メイさん:もともと万博というのは、「その国に行かなくても、その国が体験できる」というのがそもそものコンセプトです。180パビリオンあり、少しオーバーにみても180か国、そこに行った気になれる。悪い体験も良い思い出になりますよね。
==========<プロフィール>ハロルド・ジョージ・メイさんプロ経営者1963年オランダ生まれ現パナソニック・アース製薬の社外取締役など