兵庫県の斎藤元彦知事の疑惑などを調べている百条委員会の委員で、維新の増山誠県議は、2月19日のYouTube上の番組で、百条委員会が去年10月、知事選に配慮して非公開で行った片山安孝元副知事への証人尋問の音声データを、NHK党の立花孝志氏に渡したことを認めました。あわせて、百条委員を辞任する考えも示しました。一夜明けて、日本維新の会の前原誠司共同代表は、記者団に対し「事実であれば言語道断だと思います。厳しい処分が下されるべきだと思います」と述べ、増山県議への調査については、「岩谷幹事長がしっかりやる」と話しました。日本維新の会の吉村洋文代表は、昼すぎから記者団への取材に応じています。吉村氏は、「きのう(増山県議)本人から、『ネットで自らの言葉で話す』と聞きました。岸口県議の件(文書の手渡し疑惑)も含めて、本人たちから、事実や動機を含めて説明させ、説明責任を果たさせるのが重要で、それを今週末に行う」と話しました。また、維新としての調査結果も公表すると話しました。