全国で調剤薬局を展開する「ファーマライズ」が消費税の還付を過大に受けたとして、東京国税局からおよそ3億3000万円を追徴課税されていたことがわかりました。
東京国税局から追徴課税を受けたのは、全国に調剤薬局を展開する東京・中野区の調剤薬局運営会社「ファーマライズ」です。
関係者によりますと、「ファーマライズ」は卸売り業者から仕入れた医薬品をグループ会社に販売していて、仕入れにかかる消費税額が売上にかかる消費税額より多いとして還付を受けていました。
しかし、一部の医薬品についてはグループ会社が直接発注していたことから、東京国税局は「ファーマライズ」が仕入れていたとは言えず、実際より多く消費税が還付されていたと判断。去年5月までの3年間で過少申告加算税を含め、およそ3億3000万円を追徴課税しました。
「ファーマライズ」はJNNの取材に対し、「医薬品卸会社との契約の内容に東京国税局との見解の相違があり、指摘に沿って修正申告はすでに終了した」としています。