元外相の田中真紀子氏が11日、日本テレビ系「情報ライブ ミヤネ屋」にリモートで出演。「ズレすぎている」などと、石破茂首相をぶった切った。
この日、衆院本会議での首相指名選挙が行われるさなかに登場。自公の過半数割れで、決選投票の結果、石破氏が第103代首相に選出される見込み。MCの宮根誠司が「首相指名されて、少数与党っていうのは相当苦労するんでしょうね?」と問うと、真貴子氏は「まあ結論から言って、長く続くとは思いませんし、続けられないと思いますね」とキッパリ。「特に日本の有権者の中でも、国民の8割が戦後生まれですし、価値観も多様化していますので、政治に対する期待感、どの政策をとか。政治そのものに対してどのくらい期待するかというのが、大変変化していますのでね。今の石破さんだけじゃありませんけど、代表的に石破さん見てて思うことなんですけど、ちょっとズレすぎてるんじゃないかなあと」とぶっ放した。
宮根から「ズレてる」を具体的に問われると、「支持者の方には失礼な言い方になるかと思って、言葉遣いを、ぶった切らないように…」と笑うと、米大統領へ返り咲いたトランプ氏へお祝いの電話をした後の石破首相の発言に言及。「『本音で話ができる印象を持った』とおっしゃいました。あの手の会話というのは儀礼的で、『当選されておめでとうございます。お疲れだったでしょ。今後会う機会があることを期待しています、両国仲良くやりましょう』で終わりですよ。通訳入れて5分、本人喋るのは1分半か2分ですよ。その中で、会ったこともない人のことを『本音で話ができる印象』なんか持つのかしら?と。そんなこと分かるかいなと、ホンマかいな?」とバッサリ。
さらに「『本音、本音』っていう言葉が政治家から出てきたことにビックリしたんですけども。この人普段あんまり本音で言わないで、あの表情を見ても、ああいう顔をして本音を言わないで様子を見る人なのかなと。これなかなか政治家のトップとしては人に好かれませんね」と一刀両断した。