奈良教育大学の男性教授が、元学生にセクハラ行為を行ったなどとして懲戒処分されました。停職2か月の処分を受けたのは、奈良教育大学の60代の男性教授です。大学によりますと、問題の男性教授は、在学時教え子だった学生Aさんに、性的な内容を含む手紙等を、複数回自宅に郵送するなど、セクシュアルハラスメント行為を行っていました。また、Aさんが卒業したあと、「現役学生の進路についてOBの話を参考にしたい」といった虚偽の説明を大学にして、Aさんの友人の連絡先を不正入手。この友人に手紙を書いて、教授が把握していたAさんのプライバシーにかかわる情報を洩らしたということです。卒業した学生Aさんや友人から大学に相談があり、大学側が約半年間、聞き取りなどの調査をしていました。男性教授は、行為を認めているといい、理由については「嫌がらせの意図ではない」などと説明しているということです。