日本最難関と誰もが疑わない、東京大学。そこに合格した後、起業を経て「芸術界の東大」とも呼ばれる東京藝術大学や慶応の大学院にも進学するという、異色すぎるキャリアを歩む「クレイジー東大生」がいる。「しももん」の愛称で知られる下山明彦さんだ。
そんな下山氏から、自身の半生や勉強論、今まで出会ってきた天才たちにまつわるエピソードなどについて、あますことなく話を聞いた。

「僕は家を解約し、会社に泊まり込みでコミット。詐欺団体から殺害予告を受けるなど大変なこともありましたが、事業は順調でした。しかし、2018年に起こったコインチェックのハッキング事件でビットコインバブルが崩壊。突然、メンバーの半分が会社を去るという危機的状況に陥ってしまったんです。