11日の山の日、富士山は多くの登山者でにぎわいました。山梨県側の入山規制が始まって1カ月が経過しましたが、ルールを巡っての混乱はまだ続いていました。
山梨県側の吉田ルートには、日が昇る前から多くの登山客が集まっていました。
初めての富士登山に挑戦する50代の金田さん夫婦。娘夫婦と一緒に山頂を目指すといいます。
夢の富士登山の様子をカメラで撮影してもらいました。
登り始めてからおよそ5時間、疲れも見せず、元気な様子の金田さん夫婦。しかし、頂上付近では、息を乱しながらも、何とか到着しました。
登り始めてからおよそ9時間、無事、富士山登頂を達成しました。
5合目で、困った様子で現場のレンジャーに話し掛けるフィリピン人の女性。話を聞きました。
日本に留学中の女性。下山中に友人とはぐれてしまい、携帯もつながらず、不安だといいます。
5時間後、友人から携帯に連絡が届き、ホッとひと安心。その後、無事に再会できました。
登山を楽しむ人がいる一方で…。
富士登山に気持ちが高ぶっているのか、陽気にゲートへ向かいます。しかし…。
グループが到着したのは、ゲートが閉まる午後4時すぎ。山小屋の予約も取っていなかったため、先月から始まった規制で入山できません。
登山者が安全に富士登山を楽しめるよう、山梨県が先月から導入した入山規制。ところが、この日も…。
6合目と7合目の間には、半袖に短パン姿の外国人男性2人が登ってきていました。軽装での入山。さらに…。
こちらのベトナム人登山客は山小屋の予約をしていませんでした。時刻は午後3時半、この時間から山頂に向かうと到着は午後10時ごろになります。
そのため、山小屋の予約をしてほしいとスタッフが説得しますが…。
閉門直前にやってきたインドネシア人のグループ。メンバーのバッグに寝袋が付いていることに気付いた富士山のスタッフが慌てて制止します。
このグループのためにスタッフが急きょ、宿泊可能な山小屋を探すことになりました。
しかし、その直後、走り出した富士山のスタッフ。なんと先ほどのグループが、話の途中にもかかわらず入山しようとしていたのです。
弾丸登山の危険性について、夏の間、山頂の浅間大社に住み込みで働いている植田めぐみさんはこう話します。
(「グッド!モーニング」2024年8月13日放送分より)