大阪府の吉村洋文知事が、新型コロナに感染していることが確認されたということです。吉村知事は、きのう25日は福井県の杉本知事や、石川県の馳知事らとともに国土交通副大臣を訪れて、北陸新幹線を一日でも早く大阪までつなげるよう国交省に要望していました。吉村知事はきょう登庁の予定はなく、午後の公務は、万博首長連合による大阪・関西万博の大屋根リング視察が予定されていますが、首長連合には、体調不良で欠席するという連絡が入っているということです。

◆吉村知事がXで症状明かす「悪寒と高熱です」吉村知事は、午前11時すぎに自身のXに投稿し、症状を明かしました。「新型コロナ陽性になりました。実は今まで一度もコロナにかかったことはなかったのですが、今回初めて陽性となりました。」「僕の症状は、悪寒ととにかく高熱です。それと頭痛。喉の痛みはありません。現在、大阪も全国的にもかなりコロナが流行しています。感染力強いです。みなさんもお気をつけ下さい。」(Xより)◆大阪府内はコロナ「第11波」大阪府医師会の中尾正俊会長は7月25日、「大阪府内は現在、第11波の中にあるということでございます」と述べて、感染状況に警鐘を鳴らしました。全国の1医療機関あたりのコロナの陽性者数は、最新のデータで10週連続で増加しています。大阪府内では先週、1医療機関あたり12.72人と、去年より速いペースで増加しているということです。また、今年4月にコロナの医療費が改定され、治療薬の自己負担額が大幅に増加。一度に数万円かかる場合もあるため、医療現場に変化が生じているということです。(大阪府医師会 中尾正俊会長)「(これだけ)お金を使うのであれば、症状を和らげる対症療法だけでお願いしたいという人もいます。それは決していいことではないと考えています」医師会は自治体や国に対し、医療物資や医療費の支援を求めていくとしています。