日本テレビが読売新聞と行った出口調査や独自の情勢取材では、現職の小池百合子氏の当選が確実な情勢です。一方で、前参議院議員の蓮舫氏は「2位にもなれず」、3位となる衝撃的な情勢であることがわかりました。前の広島県安芸高田市長の石丸伸二氏が蓮舫氏を上回り、2位となる勢いです。■蓮舫氏、苦戦 無党派層に支持広がらず出口調査によりますと、蓮舫氏は、回答者の中で最もボリュームの大きい4割を占める無党派層で、1割台半ばの支持しか得られませんでした。

3割台半ばの石丸氏のおよそ半分の支持で、小池氏のおよそ3割にも及びませんでした。■立憲支持層より共産支持層から支持~蓮舫氏また、所属していた立憲民主党の支持層は6割弱しか固められず、立憲支持層の3割台後半が小池氏と石丸氏の支持に流れてしまいました。共産党支持層では、およそ7割の支持を得ていて、立憲民主党の支持層より共産党支持層の方が、蓮舫氏支持で固まっていることがわかります。ただ、調査で、立憲民主党支持は10%、共産党支持は4%にとどまっていて、両党支持層を固めたとしても「2位にもなれない」現実が浮き彫りとなりました。■“小池氏批判票”の受け皿になれず小池都政を「評価しない」と答えた人は38%でしたが、このうち蓮舫氏は、およそ3割の支持しか得られず、最も多かった石丸氏支持のおよそ4割に及びませんでした。蓮舫氏が小池氏批判票の受け皿になれなかったことが、苦戦の要因といえそうです。■争点設定に失敗?今回の選挙で、自民党派閥の政治資金規正法違反事件を投票の判断材料にしたか、たずねたところ、「した」が49%で、「しなかった」の44%をやや上回りました。蓮舫氏はこの問題を取り上げ小池氏を批判しましたが、都知事選ではそこまで重視されなかったことがうかがえます。蓮舫氏は、政治とカネの問題で小池氏を批判する戦略をとったものの、「政治とカネの問題」を投票で重視したと答えた人は12%で、「景気や雇用対策」と「少子化対策や子育て支援」に次いで3番目でした。また、特に力を入れて住民投票の実施を訴えた「明治神宮外苑の再開発」は3%で、7番目にとどまりました。蓮舫氏の争点設定は成功したとはいえなさそうです。
日本テレビが読売新聞と行った出口調査や独自の情勢取材では、現職の小池百合子氏の当選が確実な情勢です。
一方で、前参議院議員の蓮舫氏は「2位にもなれず」、3位となる衝撃的な情勢であることがわかりました。前の広島県安芸高田市長の石丸伸二氏が蓮舫氏を上回り、2位となる勢いです。
出口調査によりますと、蓮舫氏は、回答者の中で最もボリュームの大きい4割を占める無党派層で、1割台半ばの支持しか得られませんでした。
3割台半ばの石丸氏のおよそ半分の支持で、小池氏のおよそ3割にも及びませんでした。
また、所属していた立憲民主党の支持層は6割弱しか固められず、立憲支持層の3割台後半が小池氏と石丸氏の支持に流れてしまいました。
共産党支持層では、およそ7割の支持を得ていて、立憲民主党の支持層より共産党支持層の方が、蓮舫氏支持で固まっていることがわかります。
ただ、調査で、立憲民主党支持は10%、共産党支持は4%にとどまっていて、両党支持層を固めたとしても「2位にもなれない」現実が浮き彫りとなりました。
小池都政を「評価しない」と答えた人は38%でしたが、このうち蓮舫氏は、およそ3割の支持しか得られず、最も多かった石丸氏支持のおよそ4割に及びませんでした。
蓮舫氏が小池氏批判票の受け皿になれなかったことが、苦戦の要因といえそうです。
今回の選挙で、自民党派閥の政治資金規正法違反事件を投票の判断材料にしたか、たずねたところ、「した」が49%で、「しなかった」の44%をやや上回りました。
蓮舫氏はこの問題を取り上げ小池氏を批判しましたが、都知事選ではそこまで重視されなかったことがうかがえます。
蓮舫氏は、政治とカネの問題で小池氏を批判する戦略をとったものの、「政治とカネの問題」を投票で重視したと答えた人は12%で、「景気や雇用対策」と「少子化対策や子育て支援」に次いで3番目でした。
また、特に力を入れて住民投票の実施を訴えた「明治神宮外苑の再開発」は3%で、7番目にとどまりました。