伊豆諸島沖で今年4月、海上自衛隊のヘリコプター2機が墜落した事故で、防衛省は11日、鹿屋市出身の1人を含む、行方不明となっている隊員7人について、死亡したと判断したと発表しました。
(木原稔防衛大臣)

この事故は、今年4月20日、伊豆諸島沖で訓練中だった海上自衛隊のヘリコプター2機が衝突して墜落し、搭乗していた隊員8人のうち1人が死亡、7人が行方不明となっているものです。
行方不明の7人のうち1人は、鹿屋市出身で長崎県・大村航空基地所属の航空士・甲斐仁蔵海士長(21)だったことが分かっています。
自衛隊や海上保安庁は甲斐海士長を含む7人の捜索を続けていますが、防衛省は11日、生存の可能性は低いとして、7人全員を「死亡と判断するに至った」と発表しました。
墜落した2機がそれぞれ所属していた大村航空基地では今月22日、徳島県の小松島航空基地では今月30日に葬送式が執り行われます。