5月29日、複数の男性から現金をだましとった”頂き女子りりちゃん”こと渡辺真衣被告(25)の獄中記を綴るXが更新された。取材を受けた東海テレビとのトラブルを明かした。
渡辺被告は、恋愛感情を利用し男性3人から現金計約1億5000万円をだましとった詐欺罪と、詐欺マニュアルを作成し頒布した詐欺幇助の罪、そして約4000万円を脱税した罪に問われている。
現在控訴中で勾留されている渡辺被告だが、支援者の手を借りながら獄中記「りりちゃんはごくちゅうです」をX上で更新中。”獄中”での生活や起こした事件について綴っており、独特の文章が注目を集めている。
そんななか、29日は《東海テレビさんは ひどいです!!!(`・ω・´)(大いかり大ばくはつ) うそです でも 悲しいです》という書き出しから始まり、東海テレビとのトラブルを告白。
投稿によると、渡辺被告は昨年11月ごろから同局の取材を複数回受けており、そのなかで生い立ちを綴った手記を書かないかと提案を受けたという。渡辺被告は《私は えーっ!!? いいのーっっ!!? と思って、「か、かきまあす(`・ω・´)震」と宣言した》と快諾し、便箋87枚にわたる手記を執筆。
実際に4月19日放送の同局の『NEWS ONE』にて特集が組まれ、生い立ちとともに手記の中身が報じられた。
渡辺容疑者はその手記を、逮捕前から関わりがあり情状証人としても出廷した作家の草下シンヤ氏に見てもらおうと思ったといい、《4/15頃に「手記87ページもかいたよ!読む?東海テレビに頼んでコピー送ってもらうからねえ~」って、シンヤさんにお手紙を出した》という。その理由について、渡辺被告はこう語っている。
《私が自分の手記をシンヤさんに見てほしかった理由は、シンヤさんが 作家さん だから。
「文字を書いて、人に伝える」ってこと、すごく大変で むずかしくて 苦しくて そして何より すばらしい ことだって 知っている人だと思ったから》
しかし、東海テレビからは《でも でも 東海テレビさんは「87ページの 手記は わたせませんって》と言い渡されてしまったという。
これについて《社会のルールでだめらしい。世の中には そういうことでいっぱいあふれているらしい。私は、社会のきびしさを知りました!!》と綴っていた渡辺容疑者。本人は《でも、幸せだから OKです!! 東海テレビさん ありがとう》と前向きに捉えていたが、コメント欄には驚きの声が殺到していた。
《えっ、見れないの!》《手記を書いた本人の意向だとしてもこういうのって難しいんでしょうか?(テレビ局側に権利がある?)どう言った形にせよ、シンヤさんの元に内容が届くといいですね》《渡せない大人の事情、正確には何なのだろうか 正式な契約なのか、それともただの慣習なのか。東海テレビ側も最初に説明しなかったのね。厳しい》
5月29日、草下氏もこの投稿を引用しXを更新。《この手記を公開して被害弁済にあてる計画があるのですが、東海テレビさんから手記が戻ってきません。東海テレビさん、著作権は渡邉さんにあります。返却していただくことはできないのでしょうか?》と、手記の返却を求めていた。
そこで本誌が東海テレビの報道局に問い合わせたところ、次のような回答が寄せられた。
「この度、『頂き女子りりちゃん』こと渡辺真衣被告に関するご質問を頂戴しましたが、個別の取材案件にはお答えしかねます」