〈19歳で同棲、10ヶ月で妊娠…4児の母が明かす、55歳の年上男性と結婚した理由「まだ私10代なのにこの人何言ってるの?」〈超年の差夫婦〉〉から続く
2015年、26歳年上の男性と結婚し、4人の子どもを出産した菊池瑠々さん(29)。SNSでは年上夫との仲睦まじい写真や子ども4人の顔出しショットなどを公開し、度々話題になっている。
【画像】当時19歳の菊池さんと45歳の夫の驚きの写真を見る
そんな菊池さんに、結婚に至った経緯や4人の子育て、夫との関係などについて話を聞いた。(全2回の2回目/最初から読む)
菊池瑠々さん
◆◆◆
――結婚するときの方が年齢差に不安があったとのことですが。
菊池 先に死んじゃうというところが不安でした。1人でどうやって育てていくのかとか。主人も「俺が先に死んでも不自由ないように十分なお金は残していくよ」って言ってくれていたのでそこは安心だったんですが、お金だけではなく19歳の頃から主人と一緒にいるので、その人を失うと考えると虚無感というか、立ち直れるのかなって。
――友達の反応はいかがでしたか。
菊池 付き合っている時は「いい人そうだね」とか「優しそう」とか良い反応だったんですが、結婚を報告した時は、「ガチで言ってんの?」とか「さすがにそんな年上の人と結婚するのは……」みたいな感じで引いてました。でも、結婚式では祝福してくれましたし、今では子どものことも可愛がってくれています。
――現在は4人のお子さんを育てているんですよね。
菊池 そうですね。上から7歳の女の子、5歳の女の子、4歳の男の子、1歳の男の子がいます。下の子3人はプレスクールに預けているんですが、それでも大変ですね。20代はほとんど妊娠と出産で、自分の時間が全くなかったです。
周りの友達は、海外旅行に行ったり、土日は自分の時間を過ごしていたりと、全く違う生活を送っているので、たまに羨ましいなと感じることはあります。子どもはやっぱり宝物ですし、成長を見れるのは本当に幸せなことなんですけど、たまに落ち込んでしまう時はあるので、そういう時はSNSをあまり見ないようにしていますね。
――菊池さんも旅行が好きということですが、家族で行ったりするのでしょうか。
菊池 2番目の子が生まれてからハワイに行きましたが、子ども4人だとどうしても国内旅行になってしまいますね。でも、国内旅行だと、ホテルの部屋がなかなかなくて。6人部屋ってあまりないんですよ。直接ホテルに問い合わせて聞いたり、2部屋取って分けたりしています。
準備や飛行機が大変なのでもう少し子どもが大きくなったら海外旅行も行ってみたいです。
――育児の分担はどうしているのでしょうか。
菊池 3人目を妊娠するまでは、ワンオペだったんですけど、コロナ禍になってからは主人がほとんどリモートワークになったので、一緒に子育てしています。主人に子どもを預けて仕事に行ったり、自分の時間を作ったりできているのでだいぶ楽になりました。
――結婚当初から子どもがたくさん欲しいという気持ちがあったのでしょうか。
菊池 いやなかったですね。主人は私と出会うまで子どもはいなかったので、親から「いつ孫の顔が見れるんだ?」って言われていたみたいですが、1人だけでもできたらいいねって話していました。まさか4人も授かるとは思っていなかったです。むしろ3人目が生まれた時には、ここで終わりだよねと話していました。
幸せな部分の方が大きいですが、それでもやっぱり育児は大変です。食事も年齢によってバラバラなので、それぞれに作って、洗濯も最低でも3回は回しますし、ベッドメイクもすると、5回くらいしたり。みんな小学校に上がったらどうなるんだろうとゾッとしています。
――今住んでいるお家はどんなところなんでしょうか。
菊池 4LDKで250平米、家賃は170万円ですね。子どもが自分の部屋を欲しいと言い始めたので、部屋数の多い家を選びました。家が広いので掃除も大変です。
主人が賃貸派なので、同じ家に定住することはなくて。なのでこれからも引っ越していくんだと思います。
――菊池さんもパートナーもあまり物欲がないとおっしゃっていましたが、今はどんな所にお金をかけているのでしょうか。
菊池 前と変わらず、家と車とあとは子どもの教育ですね。家は、天井が高いところや子ども部屋やプレイルームがあったり、オープンキッチンであるところを気に入って選びました。
車も主人が好きなので、ガレージに2台ありますね。数年前にテスラが出たばかりの時に納車しました。1500万円弱くらいです。もう1台は中古で800万円くらいですね。
あとは子どもたちの習い事などの教育費です。やってみたいと言ったものは全て挑戦させてあげたいです。
――SNSで見る菊池さんのファッションはとても素敵ですが、そこにはあまりお金をかけていないのでしょうか。
菊池 そうですね。SHEINとかも結構使っているので、私の洋服は数千円くらいです。婚約指輪や結婚指輪はいいものを買ってもらって、それが200万円くらいでしたけど、そのほかはそんなにブランド物はないです。
――歳の差婚についていろんな誹謗中傷があったとおっしゃっていましたが、具体的にどんな声がありましたか。
菊池 「お金と結婚した」とか「ビジネス婚」だとかいろいろ言われましたね。女性はお金を手に入れて、男性は若い女性と結婚できて体目的だ」とかひどいことも言われました。あとは主人に対して「ロリコンだ」という声もありました。
ただ、私も歳の差婚をしていなかったらそういう風に思っていたかもしれないですし、そこまで気にならないです。
でも、お金目的で結婚したのであれば、子どもを4人も作らないと思いますし、これからの私たちの人生を見てほしいなと思います。
――SNSでは、菊池さんの以前発言した「お金を持ってなかったら興味を持っていなかった」という言葉が一人歩きしていました。
菊池 もちろん入口はお金があるというところは大きかったです。お金があったからこそ、いろんな食事に連れてってくれたり、旅行をプレゼントしてくれたりしたので。でも今はその部分よりも人としての魅力の方が大きいですね。
――年の差婚だからこそ気をつけている部分はありますか。
菊池 それはもう健康ですね。お酒も量を少なくしてたばこもやめさせました。お家にシーシャを買ってシーシャを吸っています。飲みに行くこともほとんどないですね。前は朝から寝るまで飲んでいたんですけど、今はプロテインのシェイカーにお酒を入れて、「今日はこの量だけだから自分で調節して飲んでね」って渡しています。
最近はジムにも通い始めて体力もつけています。定期的に健康診断を受けてもらって、結果を見ながら食事を作っています。
――ちなみにお子さんはご両親に歳の差があることを理解しているのでしょうか。
菊池 上の子は理解していて主人のことを「パパはおじいちゃん」って言ったりしています。ママよりも年取っていることは理解していると思います。
――パートナーは年齢の離れている菊池さんに対して不安に思うことはあるのでしょうか。
菊池 どうなんでしょう。でも、年が離れていると、誰かに取られたくないから「あんまり露出した格好をしてほしくない」とかいう人もいると思うんですけど、うちの主人は全くなくて、むしろ「俺の彼女綺麗だろ」って思われたいから足とか出してほしいって言いますね。ずっと綺麗でいてねって言われています。
ただ、嫉妬は強い方かもしれないです。男友達が多いので、男性とフランクに話すことは多いんですけど、若い男性でかっこよくて高身長とかだと、「好きなんじゃないの?」とか「あんまり会うのやめてよ」とか言ってきたり。それはやっぱり歳の差だからこそ自分にない部分を不安に思っているのかなと思います。
その割に、「好きだよ」とか「かわいいね」とかそういう愛情表現はしてくれないですね。不器用なんです(笑)。その辺はThe・昭和の男だなって思いますね。
写真=原田達夫/文藝春秋
(「文春オンライン」編集部)