三重県名張市下比奈知、農業奥西勲さん(82)方の裏手の路地で、アスファルトを突き破って生えているタケノコが見つかった。
奥西さんは「ど根性タケノコに元気をもらえた」と喜んでいる。
20日午前5時頃、奥西さんがタケノコを採ろうと路地を歩いていたところ、地面から約3センチの芽が出ていた。そばにある淡竹(はちく)の林から地下で伸びてきたとみられ、24日には高さ30センチ、直径3センチまで成長した。
奥西さんは、奈良・唐招提寺の伝統行事「うちわまき」の「宝扇(ほうせん)」の材料となる女竹(めだけ)を「送る会」会長で、19日のうちわまきにも参加した。「つくづく竹に縁がある」と話している。