X(Twitter)で「100年に一度だけ花が咲く」と言われるリュウゼツランの開花報告が話題になっている。
100年に一度しか咲かないというリュウゼツランが咲いた! https://t.co/fSlpEh7RJ0
投稿者はぷりもう《 irohiza 》(@irohiza)さん。ぷりもうさんは2年前、自身が所有する敷地内に30cmほどのリュウゼツランの苗を2株植えたそう。
リュウゼツランは中南米などの熱帯地域を主に分布する多肉植物で、テキーラの原料としても知られている。成長に多くの時間を要し、特に花は「100年に一度だけ咲く」と言われるほど珍しいが、実際は数十年ほどで咲く場合もあるようだ(それでも十分遅いが)。
ぷりもうさんが植えたリュウゼツランはその後、2024年2月頃から茎を伸ばして急速に成長し、4月に早くも開花。ぷりもうさんが生育を始めてからわずか2年で花をつけるというスピード開花となった。
投稿された画像には、空に向かってまっすぐに茎を伸ばしたリュウゼツランが、先端にかけて枝分かれしながら黄色く丸い花をたくさんつけている様子が見て取れる。
思わぬ早さで開花したことについて、ぷりもうさんは投稿で「空き地を耕しただけの貧相な土壌が相性よく、開花が早まったものと思う」「この個体の親は関西の気候に適応させるため、寒冷地で育てられたものを株分けしたと聞いた」と分析している。
もうバズりきったから真実を言うと、100年に1度は比喩的な言い伝えで、実際は30~50年に一度くらいで咲く。この株は苗をこの地に移してから2年しか経ってない。異例の早さで咲いたから葉も茎もかなり小さい。2年前まで隣の長屋と繋がった民家が建っており、解体して更地にした空き地に植えたもの。 https://t.co/MTLZ8OxoUK
リュウゼツランは痩せた荒地を好むので肥料はNG。空き地を耕しただけの貧相な土壌が相性よく、開花が早まったものと思う。この個体の親は関西の気候に適応させるため、寒冷地で育てられたものを株分けしたと聞いた。
Xでも「すごいの見た!」「大変貴重な御写真ありがとうございます」などと珍しい開花ニュースを喜ぶコメントが続出。また、「小学生の時、岩手のばあちゃんちで咲いたことがあるんだけど、めちゃくちゃ貴重なやつだったんだな」と自身の体験を語るユーザーも見られた。
リュウゼツランは4月に開花後、下から上へと順に花を咲かせながらトータルで1ヶ月ほど咲き続けたそう。現在(5月25日時点)はすでに枯れているが、株数を増やし、敷地内に5株植えられているとのこと。
新たに植えられたリュウゼツランが開花するのはいつだろうか。植物の成長ぶりにワクワクさせられるニュースだった。