ドジャース・大谷翔平投手(29)の元通訳で銀行詐欺の容疑で訴追された水原一平容疑者(39)の今後が注目されている。
水原容疑者は大谷の口座を管理する銀行をだまし、1600万ドル(約24億5000万円)以上を違法ギャンブルで背負った借金返済にあてたとされる。9日(日本時間10日)には米連邦地裁で罪状認否に臨む予定となっている。
6日の「モーニングショー」(テレビ朝日系)に出演した国際弁護士の吉田大氏は「通常、銀行詐欺というのは当局側としては電信詐欺、郵便詐欺というような犢腓錣撒鮫瓩鯊任辰討るんですが、今回一本に絞っているという点でほかに参考できる判例がない」と前置きし「連邦量刑ガイドライン」に基づくとした。それにならうと、水原容疑者が罪状を否認した場合、減刑の対象となる当局側に裁判手続きなどのムダな手間を取らせなかったことなどを差し引いて「24ポイント」となり「4年3か月から5年3か月というのが一つの目安」と指摘した。
一方、司法取引に応じず容疑を認めなかった場合には裁判への手続きが進められる。有罪が確定した場合には減刑対象分が除外され、ガイドライン上では「27ポイント」に増えて「5年10か月から7年3か月」になるという。
スーパースターから信頼を得ながら、裏では違法なギャンブルに手を染めて裏切り続けてきた水原容疑者の動向が注目される。