30日午前8時45分ごろ、陸上自衛隊北富士演習場(山梨県)の関係者から「手りゅう弾の訓練中に爆発があり、1人が顔面と喉のあたりを負傷した」と119番があった。
3人死傷の陸自射撃場で訓練再開 隊員50人参加 岐阜・日野
陸自によると、第1師団第1普通科連隊の隊員が手りゅう弾の投てき訓練を実施中、目標に投げられた手りゅう弾が破裂し、飛び散った破片で20代の男性隊員が負傷した。男性は病院に救急搬送されたが、午前10時50分に死亡が確認された。陸自の警務隊が訓練に参加した隊員らから事情を聴取している。他にけがをした隊員はいなかった。
一般的に手りゅう弾の投てき訓練では、地面に掘った穴などから目標に向かって手りゅう弾を投げた後、殺傷力のある破片の飛散に巻き込まれないよう安全が確認されるまで身を潜めるようにしているという。【松浦吉剛】