【北京=川瀬大介】亜細亜大の范雲濤教授が、昨年の中国への一時帰国後、消息不明になっていることが21日、わかった。
日中関係筋や、范氏を知る関係者が明らかにした。范氏は中国籍で、中国当局に身柄を拘束されている可能性がある。
関係筋によると、范氏は中国当局の聴取を受けたという情報がある。
亜細亜大のホームページによると、范氏は都市創造学部の所属で国際法学や政治学が専門。奈良時代に中国から日本に渡った高僧、鑑真にゆかりの中国各地を訪ねる日中の交流プロジェクトを企画していた。
神戸学院大の胡士雲教授も昨年夏の一時帰国後、消息不明になっている。