外国為替市場の円相場は24日、一時1ドル=155円を付けた。これは34年ぶりの円安・ドル高水準となっている。この歴史的な円安の影響で、今週末からスタートするゴールデンウィークの海外旅行にも影響が出てきている。さらに円安による値上げラッシュについても見ていく。
24日、節目となる1ドル=155円台を突破した円相場。加速し続ける円安は、日本に来る外国人観光客にとっては大歓迎だ。
フランスから来たアニメが好きだという観光客はこう話す。
ハネムーンで初来日したアメリカ人夫婦も、あまりの安さに仰天したという。
その驚きは、食事だけではない。
デンマークから長期で観光中だという2人組の男性も、安さとうまさに感動したものがあるという。
男性は、初めて食べた神戸牛に舌鼓を打ったという。
多くの外国人観光客でにぎわい、“お買い得天国”となった日本。対照的に、今年は海外への旅行を控える日本人の姿もあった。
一方、今月家族4人で3泊5日のハワイ旅行に行って来たという男性・のりさんは 「日本人にとってはなじみもあって、行きやすいハワイを今回選びました」と話す。
子どもたちにとっては初の海外でもあり、現地でしか味わえない経験をさせたかったというが、加速し続ける円安の影響で思わぬ出費が生じた。
旅行にかかった金額は、総額でなんと100万円を超えた。
(「羽鳥慎一 モーニングショー」2024年4月25日放送分より)