山口県の宇部市交通局は1日、路線バスの男性運転士(67)が信号無視や危険な追い越し行為をしていたと発表した。
同局は道交法違反に当たる可能性があるとして山口県警宇部署に届け出た。
発表では、2月12日午前10時25分頃、宇部市東岐波の市道で、左折レーンを走っていた路線バスが信号停止した車を右折レーンに出て追い越し、そのまま赤信号の交差点を左折した。
動画投稿サイト・ユーチューブにバスの様子が公開され、動画を見た人から同局へ同29日に通報があった。同局の調査に運転士が認めたという。運転士は会計年度任用職員で、同局に12年6か月勤務している。
同局の大谷唯輝局長は1日の市議会定例会で「多くの皆さまの信頼を裏切り、不快な思いをさせ、心よりおわびする。全乗務員に安全運行についての再教育に努めたい」と陳謝した。