長崎市の中島川近くに設置される予定のガンジー像が、波紋を広げている。インドから平和公園内へ設置したいとの申し出があったが、観光客が多く訪れる場所に設置が決まり、市民からは疑問の声が上がっている。
観光客でにぎわう長崎市・中島川のすぐそばに、あるスペースが作られていた。
その場所に3月設置されるのは、“インド独立の父”ガンジー像。ガンジーは、長崎とは縁もゆかりもなく、波紋を広げている。
長崎市民からは「蝶々夫人ならね、長崎って分かるんだけど…」「観光客にも説明がね…」「絶対言うよ」「なんでガンジーなの?って」と疑問の声が上がっている。
非暴力・不服従をつらぬいたガンジーは平和の象徴。そのため2023年、インド側から平和公園の中に像を設置したいと申し出があったという。
しかし、平和公園には個人の像を置かないコンセプトがあるため、長崎市の中島川沿いに設置することになった。
千葉県から長崎市に訪れていた観光客も「勘違いしそう…。ここに来たことあるのかな?と」と話している。
平和を訴える前に、困惑を呼んでいるガンジー像。3月8日までに設置される予定だ。(「イット!」 2月29日放送より)