弁護士の菊地幸夫氏が5日、TBS系「ゴゴスマ~GO GO!smile~」(月~金曜後1・55)にコメンテーターとして生出演。一部週刊誌で報じられた不倫騒動について岩手県内で会見を開き謝罪した自民党の広瀬めぐみ参議院議員(57、岩手選挙区)に言及した。
広瀬議員は「軽率な行動」と不倫の事実を認め謝罪。その上で議員辞職、離党をしないことを明かした。
菊地氏は「基本的にプライベートなことなので、こういう問題を持ってるかどうかということと、政治家としての力量ってちょっと別なんだろうなって思います」と自身の見解を述べた。
そして「だから、こういう場面は何でもいいとは言いませんけど、やはり、議員たる方はプライベートも人のお手本になるようなことをしてくれた方がいいと思うんですけど、基本的には両家、相手方が既婚者かどうか知りませんが、両家の家族、家庭内の問題なので、そこがクリアになっていればいいんじゃないかなと思います」と続けた。
また、「(鈴木)紗理奈さんもおっしゃってたんですけど、ホテル入って出てきたところを撮られても“中で相談してただけです。中で勉強会やってただけです”っていろんな言い訳をする方がいらっしゃいますけど、そういう意味ではよほど潔いなと」と弁明せず不倫を認めた点を評価した。
その上で「国会でやってる自民党のお金の問題に比べればはるかに小さい問題かなってそんな印象です」と言い切った。
広瀬議員をめぐっては、デイリー新潮web版が2月28日に「赤ベンツホテル不倫」と題し、外国人男性とホテルに入る様子などを不倫現場と見られる写真とともに報じた。
報道を受け、29日の午前0時に自身のサイトで【昨日のデイリー新潮web版及び本日発売の週刊新潮の報道について】と題し、「この度は私の不徳のいたすところにより、多くの方々に多大なるご迷惑とご心配をおかけしてしまったこと、まずは深くお詫び申し上げます」などと謝罪していた。
この日、広瀬議員は自身の地元・岩手県内で不倫報道後、始めて取材に対応。黒のスーツに身を包み、メガネ姿で報道陣に深々と一礼。「今回、私の不徳のいたすところにより、多くの方に多大なるご迷惑とご心配ををおかけしてしまったことを深くお詫び申し上げます。本当に申し訳ございませんでした」と謝罪の言葉を述べ5秒間頭を下げた。
続けて「2月29日発売の週刊新潮で私の交際関係についての報道がなされております。相手の方との関係については報道されている通り、事実でございます」と不倫を認めた上で「この様な私の軽率な行動により、学生時代から私を支え続けてくれた夫を裏切ることとなり、また子ども達にも辛い思いをさせてしまい、本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです」と悔いた。
そして「家族はこんな私を許してくれ、今後も1つの家族として頑張っていこうと言ってくれました。私も一生かけて、夫と家族につぐなってまいります」「今後は夫と家族を大切にまた、応援してくださる皆様の信頼を回復できるよう、なお一層の努力を重ねてまいります」と家族の許しを受けたことを明かした。
また、岩手県連役員、副会長は辞職したことを明かした上で「議員になってから1年半、皆様方のご支援をたくさん受けて、なんとかやってまいりました。そのご支援にご恩を感じております。しっかりと皆様方の支援にむくいるためにも精進してまいりたいと思っております。支援者の皆様、有権者の皆様、そして国民の皆様方のお声をしっかり聞いて自分が何ができるか、そして何をしなければいけないかを考え、仕事に誠心誠意取り組んでいく所存でございます」と議員活動は継続、離党もしないと表明した。