高校生など9人をはねた疑いで逮捕された男が、運転をやめるよう医師に診断されたあとに、別の事故を起こしていたことがわかった。
中村進容疑者(66)は2023年11月、福岡・宇美町で、持病の発作が起きるおそれを認識しながら車を運転し、実際に発作を起こして高校生などの列に突っ込み、9人に重軽傷を負わせた危険運転致傷の疑いで4日に逮捕された。
中村容疑者は2022年3月、医師の診断を受け、車の運転をやめるよう伝えられていたものの、運転を続けていた。
その後の捜査関係者への取材で、中村容疑者は、今回の事故の前に別の事故を起こしたにもかかわらず、警察に届け出ておらず、その後、今回事故を起こした車を購入したとみられていることが新たにわかった。