一部週刊誌で不倫疑惑を報じられた自民党の広瀬めぐみ参院議員(岩手選挙区)が5日、地元の盛岡市で報道陣の取材に応じた。広瀬氏は不倫関係にあったことを認め、同党岩手県連副会長を辞任したと明らかにした。
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広瀬氏は週刊誌の報道が事実だとしたうえで、「支援者や国民の信頼を損ない、誠に申し訳ございませんでした」と涙ながらに謝罪。今後は家族を大切にし、国民の信頼を回復できるよう仕事に精進すると述べた。
また、同日朝には県連から出された副会長の辞任勧告を受諾したことを明らかにした。一方、議員活動は続ける意向を示した。
県連の臼沢勉幹事長は同党の裏金事件を念頭に「国民の信用を積み重ねている中での出来事であり、遺憾で残念。県連として最大の処分をした。今後は信用、信頼回復に向けて汗をかくしかない」と話した。
広瀬氏は盛岡市出身の弁護士で既婚。2022年参院選岩手選挙区で立憲民主党の現職を破り、参院で自民に30年ぶりの議席をもたらした。【湯浅聖一】