4歳の娘を薬物中毒で殺害した疑いで両親が逮捕された事件で、両親は、娘が亡くなる数日前にも薬を購入していたことが新たにわかった。
細谷健一容疑者(43)と妻の志保容疑者(37)は2023年、東京・台東区の自宅で4歳の次女・美輝(よしき)ちゃんに向精神薬などを与え殺害した疑いがもたれている。
両親のスマートフォンなどの解析で、向精神薬などをネット通販で両親が複数回購入していた履歴が見つかっているが、美輝ちゃんが亡くなる数日前にも向精神薬を購入していたことが新たにわかった。
また、志保容疑者は美輝ちゃんが亡くなる前夜の様子について「(美輝ちゃんが)リビングで寝ていたが『暑い』と言ったので、上着を脱がせた」と話し、健一容疑者は亡くなった朝の様子について「(美輝ちゃんが)薄目を開けて横になっていたが、首元に手を当てると脈を確認した」と説明し、他の子どもを学校に送るため外出し、119番通報したのは2時間半後だったという。
警視庁は、両親が美輝ちゃんの体調に異変が起きているのを把握していたにも関わらず、放置した可能性があるとみて調べている。