大阪市中央区のホテルで22日、ごみ箱から新生児の遺体が見つかった事件で、府警が23日に行った司法解剖の結果、遺体は男児で、死因は胎便吸引症候群だったことが判明した。府警は出産したとみられる女性(23)に対し、死体遺棄容疑で逮捕状を取った。女性は入院中のため、退院後に逮捕する方針。
ホテルのごみ箱に乳児遺体 出産直後か
捜査1課によると、男児は妊娠40週で死産の可能性が高いという。分娩(ぶんべん)時間が長く、排出した胎便が男児の気道をふさぎ、死に至ったとみられる。
女性は18日夜、ホテルに入った後、22日早朝にチェックアウトせずホテルを出て、行方が分からなくなっていた。府警の聞き取りに対し、男児を遺棄したことをおおむね認めているという。【林みづき】