歩道に乗り上げて走行する軽自動車。さらに約5分後、別の場所でも…。同じ車とみられる軽自動車による危険な運転が、ドライブレコーダーに記録されていた。
12月25日午前8時25分頃、岡山・倉敷市。赤信号で停車していた車が、信号が青に変わり右折した。ところが、道路は混んでいてすぐに止まってしまった。
その時だった。後ろを走ってきた軽自動車が、左側のタイヤを歩道に乗り上げて追い越していったのだ。その様子を見ていた運転手の男性は「めちゃくちゃやな」と声をもらす。
後方を映したドライブレコーダー映像では、軽自動車は信号が変わると、前の車に付いて走り始めたが、道路が混んでいることに気づくとハンドルを左に切り、車の横をすり抜けていった。
撮影した男性:あ然としました。さすがにこれはダメだろうと。通学路になっていて、小学生も中学生もいっぱい通るところなので、非常に危いなと思いました
車道と歩道の区別がある道路では、施設などに入る場合を除いて、車が歩道を走るのは違反だ。
この映像は、岡山・倉敷市の水島臨海鉄道 福井駅近くの県道188号で撮影された。
そして約5分後、東に約2km離れた片側1車線の別の県道では、別の車のドライブレコーダーが軽自動車を捉えていた。対向車線を走って、信号待ちをしている複数の車を追い越していったのだ。
歩道を走行していた車とは同じ車種で、色も同じ、4桁のナンバーも同じに見えることから、同じ車とみられる。運転していた人物について、歩道走行のドラレコ映像を提供してくれた男性はこう話す。
撮影した男性:多分、70代くらいだと思う。信号待ちの時に電話をしていたんです。時間に遅れるか何かで、焦っている感じがしました。
高齢者によるとみられる危険な運転。撮影した男性は、近く警察に相談するとしている。(「イット!」12月26日放送)