受刑者に消毒用スプレーを噴霧するなどしたとして、加古川刑務所(兵庫県加古川市)は8日、男性看守(26)を特別公務員暴行陵虐容疑で地検姫路支部に書類送検した。
発表では、看守は昨年5月16日午後5時頃、刑務所内で受刑者に口を開けるように指示し、手指消毒用スプレーを1回噴霧するなどした疑い。目撃した別の職員が上司に報告して発覚した。
同刑務所は、報告があった時期については「捜査中の事案」として明らかにせず、送検が1年7か月後となったことには「必要かつ十分な捜査を行っていたため」と説明した。
容疑に対する看守の認否やスプレーを噴霧された後の受刑者の容体などについては「捜査中の個別の事案は差し控える」としている。