今春から自転車利用者にヘルメットの着用が努力義務化されたことを受け、新潟県は、ヘルメット着用に関するアンケート結果を公表した。約7割が「着用しない」と回答し、浸透していない現状が浮かび上がった。
【写真】ボロボロになったヘルメット これを見てもあなたは「不要」? 警視庁が7月に行った着用率の調査では全国平均は13・5%だったのに対し新潟は2・4%で、全国最下位になっている。 県は着用促進を目的にアンケートを実施し、約2830人が回答した。ヘルメットについて回答した1219人のうち67・7%が「着用しない」と回答。「着用しない」と答えた中では、20代が75・8%で最も高かった。

その理由について(複数回答可)、78・1%が「ヘルメットを所有していない」で最も多く、次いで「かぶるのが面倒、保管や持ち運びが困難(面倒くさい)」が26・5%、「髪形が崩れたり、頭が蒸れたりするなど不快」が18・8%だった。10~20代は「周囲が着用していない」との理由が他の年代より高かった。 「どうすればヘルメットを着用するか」という質問では、法律での義務化を挙げた人が58・1%、ヘルメット購入の補助金が25・9%、周囲の着用が22・5%と続いた。 県民生活課交通安全対策室の荒木慎弥室長は「若い世代は周囲の着用がポイントで、高齢者の着用理由は『自分の命を守るため』が多い。世代に合わせて啓発したい」と話した。【池田真由香】
警視庁が7月に行った着用率の調査では全国平均は13・5%だったのに対し新潟は2・4%で、全国最下位になっている。
県は着用促進を目的にアンケートを実施し、約2830人が回答した。ヘルメットについて回答した1219人のうち67・7%が「着用しない」と回答。「着用しない」と答えた中では、20代が75・8%で最も高かった。
その理由について(複数回答可)、78・1%が「ヘルメットを所有していない」で最も多く、次いで「かぶるのが面倒、保管や持ち運びが困難(面倒くさい)」が26・5%、「髪形が崩れたり、頭が蒸れたりするなど不快」が18・8%だった。10~20代は「周囲が着用していない」との理由が他の年代より高かった。
「どうすればヘルメットを着用するか」という質問では、法律での義務化を挙げた人が58・1%、ヘルメット購入の補助金が25・9%、周囲の着用が22・5%と続いた。
県民生活課交通安全対策室の荒木慎弥室長は「若い世代は周囲の着用がポイントで、高齢者の着用理由は『自分の命を守るため』が多い。世代に合わせて啓発したい」と話した。【池田真由香】