当確者のボードの前でポーズをとる国民民主党の玉木代表(左)と榛葉幹事長=20日午後9時17分、東京都新宿区
国民民主党は改選4議席の4倍で、目標としていた16議席獲得が確実となった。非改選と合わせて21人に到達し、予算を伴う法案の単独提出が可能となる。玉木雄一郎代表は21日未明、東京都内で記者会見し「手取りを増やす政策への期待が依然強い」と要因を分析した。一方「石破政権との信頼関係は崩れている」と強調。継続した場合、自民、公明両党による連立政権への参画を否定した。
20日夜のテレビ朝日番組では、昨年12月に自公両党と合意した「年収の壁」引き上げやガソリン税暫定税率の廃止が実現していないと指摘。「約束を果たせない石破政権と組むことはあり得ない」と明言した。
将来の連立入りの可能性については「自公内の政局をまず見定めたい。われわれの方針は政策本位だ。誰と組むかではなく、何を成し遂げるかの姿勢を貫いていく」と主張した。
日本テレビ番組では、大きく議席を伸ばすことが確実となった参政党との連携の可能性を問われ「与野党関係なく、共に進める政策があればどの党とも協力する」と述べるにとどめた。
笑顔でメディアのインタビューに答える国民民主党の榛葉幹事長=20日午後8時2分、東京都新宿区