劇団員が急死する問題が起きた宝塚歌劇団が、2021年、休日労働などについて、労働基準監督署から是正勧告を受けていたことがわかった。
2023年9月、兵庫・宝塚市で宝塚歌劇団・宙組に所属する劇団員の女性(当時25)が死亡しているのが見つかった。自殺とみられている。
遺族側は、長時間の残業などが原因で女性が自殺したと主張していて、西宮労働基準監督署は11月22日、立ち入り調査を行った。
歌劇団によると、一部スタッフの勤務体系について、労働基準監督署が2021年9月、歌劇団に是正勧告をしていたことがわかった。
歌劇団は、休日労働などについて指導を受けたということで、「労働基準監督署からの指摘には適切に対応している」と説明している。