数百年前に製造されたとみられ、芸術的価値が高い刀やライフル銃を無登録で所持したとして、警視庁薬物銃器対策課は28日までに、銃刀法違反などの容疑で、指定暴力団住吉会系組幹部大島克之容疑者(51)=東京都台東区松が谷=を逮捕した。
容疑を認めており、同課が入手経路を調べている。
同課によると、押収した銃や刀、やりについて都教育委員会に鑑定を依頼した結果、銃は1800年代半ばに米国で製造された「シャープス銃」、刀とやりは安土桃山時代に作られたものとみられ、いずれも芸術的価値が高いという。登録すれば芸術品としての所持が許されているが、無登録だった。