(夏目みな美キャスター)共働き世帯が増える中、こどもを育てる親の負担を少しでも軽くしようという取り組みがいま、保育園や幼稚園で広がっているんです。 【写真を見る】“オムツのサブスク”を試験導入 エプロンなど園が用意の“手ぶら保育”も 最新保育園事情【なつめのめ】 まず訪ねたのが、名古屋市熱田区にある市立高蔵保育園。0歳から5歳まで112人が通っています。 (夏目キャスター)「みんな元気いっぱいです。運動会に向けて練習中です」 10月1日、名古屋市が政令指定都市で初めて試験導入したサービスが、定額料金で使える「オムツのサブスク」です。

(保護者)「用意しなくても良いという面で楽」「(オムツに)名前を書かなければいけなかったので、その作業がなくなったので、助かってます」「オムツは容量が多く、サイズも2人それぞれ違うので、すごく助かります」 「オムツのサブスク」は、ひと月2400円。オムツ、そしておしりふきも園が用意してくれて、使い放題です。 保護者が保育園に日々持っていく荷物は、「着替え」「食事用エプロン」などたくさんあります。中でも、かさばる「オムツ」をサブスクにすることで、保護者の負担軽減を図っています。 (保護者)「いまは上着とエプロンと洗い物だけで、本当に荷物が減ったと思います」 名古屋市で、子どもがいる共働き世帯は約15万世帯。全体の6割で、年々増えています。そんな保護者の負担を少しでも軽減できればとの議会の提案を受け、10月から試験導入しました。 「オムツのサブスク」は保育士の負担軽減にも 今後について名古屋市は (夏目キャスター)「私の場合は、我が家から名前を1枚ずつ書いたりスタンプを押して持ってきてるんですけど、それが必要ないということですね」(保育士)「そうですね。それぞれのサイズに合わせて取り出し、オムツのはき替えをしています」 園児がくりかえし使っても余裕があるよう、園ではサイズ別に約1000枚のおむつを常備していて、保育士の負担軽減にもつながっています。また、オムツは足りなくなる前に業者から直接届けられるため、買い忘れの心配もありません。 一方で、こんな声も… (保護者)「ここで使っているオムツが1種類しかないので、(子どもに)合うかどうかわからないので、(サブスクを)続けるか悩んでいる」「金額が少し高くなっても(オムツの)選択肢があった方がいいと思う」 10月1日から導入したばかりですが、オムツが必要な園児のほとんどがこのサービスを利用しているそうです。 今後について名古屋市は…(名古屋市 子ども青少年局保育部 三田真弘 課長)「保護者・保育園のメリットがありますが、逆にデメリットもある可能性もあるので、そのような所を判断して(市内の公立保育園)全園での導入を考えていく」 オムツに関しては国もことし1月、育児支援として、保育所で出た使用済みのおむつを保護者が持ち帰るのではなく、保育所で処分するように指導。ごみ箱など処分費に補助金を出しています。 ママの荷物は多い… 思い切ったサービス「手ぶら保育」 (夏目キャスター)「保育園に子どもを連れていくママの荷物は、こんな感じになるんですよね。お昼寝布団のセット、お着替え2セット、場合によってはもっと持って行くこともあります」 (夏目キャスター)「この荷物に関して、ある思い切ったサービスを導入している保育園があるということなんです」 去年10月に開所した、愛知県東海市のキッズランドみやびの。ここには、さらなるサービスが。 (キッズランドみやびの 加藤理恵 園長)「荷物のいらない保育園でお荷物はゼロに近い形で、お子さんを預かるサービスを提供しています」 荷物なしで子どもを預けられる、名づけて「手ぶら保育」。その様子を見せてもらうと… (夏目キャスター)「食事の時間が始まるようです。どれが誰のエプロン?」(保育士)「特に決まってません。(個人のエプロンを)探す手間もないので、特に負担は感じていない」 (夏目キャスター)「正直どっちが楽ですか?」(保育士)「こっちです(笑)」 日々のエプロンも園が用意。食事などで服が汚れると、保護者から預かっている服に着替えさせて…(夏目キャスター)「洗濯までしてくれるんですか?」(保育士)「いつも汚れたものを洗濯します」(夏目キャスター)「洋服もエプロンも?」(保育士)「全部洗濯します」 洗濯もしてくれます。さらに… 外国人講師による英会話レッスンもさらに病児・病後児保育にも対応 (外国人講師)「(園児らへ)グッド モーニング!」外国人講師による英会話レッスンも。 (夏目キャスター)「習い事に通わせる手間もここでカバーできている感じがありますね」(キッズランドみやびの 加藤理恵 園長)「生活の中で(英語を)経験できるのは子どもたちにとっていいこと」 医療法人が運営するここには看護師も常駐。病児・病後児保育にも対応しています。(保護者)「登園して(体温が)38度になって、そのまま病児保育に預けられたので、そのまま仕事ができてありがたい」 そしてお迎えの時間。保護者の持ち物を見せてもらうと…(夏目キャスター)「この状態で帰るだけなんですね」(保護者)「帽子を脱いでからですけど、帽子も保育園で洗ってくれるので助かります」 (夏目キャスター)「本当に手ぶらですね。お子さんだけ抱っこして帰っていきました」 保護者が本当に望んでいる支援は何なのか。民間も行政も手探りで考えながら、様々なサービスが広がりを見せています。 2023年10月27日放送 CBCテレビ「チャント!」より
(夏目みな美キャスター)共働き世帯が増える中、こどもを育てる親の負担を少しでも軽くしようという取り組みがいま、保育園や幼稚園で広がっているんです。
【写真を見る】“オムツのサブスク”を試験導入 エプロンなど園が用意の“手ぶら保育”も 最新保育園事情【なつめのめ】 まず訪ねたのが、名古屋市熱田区にある市立高蔵保育園。0歳から5歳まで112人が通っています。 (夏目キャスター)「みんな元気いっぱいです。運動会に向けて練習中です」 10月1日、名古屋市が政令指定都市で初めて試験導入したサービスが、定額料金で使える「オムツのサブスク」です。

(保護者)「用意しなくても良いという面で楽」「(オムツに)名前を書かなければいけなかったので、その作業がなくなったので、助かってます」「オムツは容量が多く、サイズも2人それぞれ違うので、すごく助かります」 「オムツのサブスク」は、ひと月2400円。オムツ、そしておしりふきも園が用意してくれて、使い放題です。 保護者が保育園に日々持っていく荷物は、「着替え」「食事用エプロン」などたくさんあります。中でも、かさばる「オムツ」をサブスクにすることで、保護者の負担軽減を図っています。 (保護者)「いまは上着とエプロンと洗い物だけで、本当に荷物が減ったと思います」 名古屋市で、子どもがいる共働き世帯は約15万世帯。全体の6割で、年々増えています。そんな保護者の負担を少しでも軽減できればとの議会の提案を受け、10月から試験導入しました。 「オムツのサブスク」は保育士の負担軽減にも 今後について名古屋市は (夏目キャスター)「私の場合は、我が家から名前を1枚ずつ書いたりスタンプを押して持ってきてるんですけど、それが必要ないということですね」(保育士)「そうですね。それぞれのサイズに合わせて取り出し、オムツのはき替えをしています」 園児がくりかえし使っても余裕があるよう、園ではサイズ別に約1000枚のおむつを常備していて、保育士の負担軽減にもつながっています。また、オムツは足りなくなる前に業者から直接届けられるため、買い忘れの心配もありません。 一方で、こんな声も… (保護者)「ここで使っているオムツが1種類しかないので、(子どもに)合うかどうかわからないので、(サブスクを)続けるか悩んでいる」「金額が少し高くなっても(オムツの)選択肢があった方がいいと思う」 10月1日から導入したばかりですが、オムツが必要な園児のほとんどがこのサービスを利用しているそうです。 今後について名古屋市は…(名古屋市 子ども青少年局保育部 三田真弘 課長)「保護者・保育園のメリットがありますが、逆にデメリットもある可能性もあるので、そのような所を判断して(市内の公立保育園)全園での導入を考えていく」 オムツに関しては国もことし1月、育児支援として、保育所で出た使用済みのおむつを保護者が持ち帰るのではなく、保育所で処分するように指導。ごみ箱など処分費に補助金を出しています。 ママの荷物は多い… 思い切ったサービス「手ぶら保育」 (夏目キャスター)「保育園に子どもを連れていくママの荷物は、こんな感じになるんですよね。お昼寝布団のセット、お着替え2セット、場合によってはもっと持って行くこともあります」 (夏目キャスター)「この荷物に関して、ある思い切ったサービスを導入している保育園があるということなんです」 去年10月に開所した、愛知県東海市のキッズランドみやびの。ここには、さらなるサービスが。 (キッズランドみやびの 加藤理恵 園長)「荷物のいらない保育園でお荷物はゼロに近い形で、お子さんを預かるサービスを提供しています」 荷物なしで子どもを預けられる、名づけて「手ぶら保育」。その様子を見せてもらうと… (夏目キャスター)「食事の時間が始まるようです。どれが誰のエプロン?」(保育士)「特に決まってません。(個人のエプロンを)探す手間もないので、特に負担は感じていない」 (夏目キャスター)「正直どっちが楽ですか?」(保育士)「こっちです(笑)」 日々のエプロンも園が用意。食事などで服が汚れると、保護者から預かっている服に着替えさせて…(夏目キャスター)「洗濯までしてくれるんですか?」(保育士)「いつも汚れたものを洗濯します」(夏目キャスター)「洋服もエプロンも?」(保育士)「全部洗濯します」 洗濯もしてくれます。さらに… 外国人講師による英会話レッスンもさらに病児・病後児保育にも対応 (外国人講師)「(園児らへ)グッド モーニング!」外国人講師による英会話レッスンも。 (夏目キャスター)「習い事に通わせる手間もここでカバーできている感じがありますね」(キッズランドみやびの 加藤理恵 園長)「生活の中で(英語を)経験できるのは子どもたちにとっていいこと」 医療法人が運営するここには看護師も常駐。病児・病後児保育にも対応しています。(保護者)「登園して(体温が)38度になって、そのまま病児保育に預けられたので、そのまま仕事ができてありがたい」 そしてお迎えの時間。保護者の持ち物を見せてもらうと…(夏目キャスター)「この状態で帰るだけなんですね」(保護者)「帽子を脱いでからですけど、帽子も保育園で洗ってくれるので助かります」 (夏目キャスター)「本当に手ぶらですね。お子さんだけ抱っこして帰っていきました」 保護者が本当に望んでいる支援は何なのか。民間も行政も手探りで考えながら、様々なサービスが広がりを見せています。 2023年10月27日放送 CBCテレビ「チャント!」より
まず訪ねたのが、名古屋市熱田区にある市立高蔵保育園。0歳から5歳まで112人が通っています。
(夏目キャスター)「みんな元気いっぱいです。運動会に向けて練習中です」
10月1日、名古屋市が政令指定都市で初めて試験導入したサービスが、定額料金で使える「オムツのサブスク」です。
(保護者)「用意しなくても良いという面で楽」「(オムツに)名前を書かなければいけなかったので、その作業がなくなったので、助かってます」「オムツは容量が多く、サイズも2人それぞれ違うので、すごく助かります」
「オムツのサブスク」は、ひと月2400円。オムツ、そしておしりふきも園が用意してくれて、使い放題です。
保護者が保育園に日々持っていく荷物は、「着替え」「食事用エプロン」などたくさんあります。中でも、かさばる「オムツ」をサブスクにすることで、保護者の負担軽減を図っています。
(保護者)「いまは上着とエプロンと洗い物だけで、本当に荷物が減ったと思います」
名古屋市で、子どもがいる共働き世帯は約15万世帯。全体の6割で、年々増えています。そんな保護者の負担を少しでも軽減できればとの議会の提案を受け、10月から試験導入しました。
(夏目キャスター)「私の場合は、我が家から名前を1枚ずつ書いたりスタンプを押して持ってきてるんですけど、それが必要ないということですね」(保育士)「そうですね。それぞれのサイズに合わせて取り出し、オムツのはき替えをしています」
園児がくりかえし使っても余裕があるよう、園ではサイズ別に約1000枚のおむつを常備していて、保育士の負担軽減にもつながっています。また、オムツは足りなくなる前に業者から直接届けられるため、買い忘れの心配もありません。
一方で、こんな声も…
(保護者)「ここで使っているオムツが1種類しかないので、(子どもに)合うかどうかわからないので、(サブスクを)続けるか悩んでいる」「金額が少し高くなっても(オムツの)選択肢があった方がいいと思う」
10月1日から導入したばかりですが、オムツが必要な園児のほとんどがこのサービスを利用しているそうです。
今後について名古屋市は…
(名古屋市 子ども青少年局保育部 三田真弘 課長)「保護者・保育園のメリットがありますが、逆にデメリットもある可能性もあるので、そのような所を判断して(市内の公立保育園)全園での導入を考えていく」
オムツに関しては国もことし1月、育児支援として、保育所で出た使用済みのおむつを保護者が持ち帰るのではなく、保育所で処分するように指導。ごみ箱など処分費に補助金を出しています。
(夏目キャスター)「保育園に子どもを連れていくママの荷物は、こんな感じになるんですよね。お昼寝布団のセット、お着替え2セット、場合によってはもっと持って行くこともあります」
(夏目キャスター)「この荷物に関して、ある思い切ったサービスを導入している保育園があるということなんです」
去年10月に開所した、愛知県東海市のキッズランドみやびの。ここには、さらなるサービスが。
(キッズランドみやびの 加藤理恵 園長)「荷物のいらない保育園でお荷物はゼロに近い形で、お子さんを預かるサービスを提供しています」
荷物なしで子どもを預けられる、名づけて「手ぶら保育」。その様子を見せてもらうと…
(夏目キャスター)「食事の時間が始まるようです。どれが誰のエプロン?」(保育士)「特に決まってません。(個人のエプロンを)探す手間もないので、特に負担は感じていない」
(夏目キャスター)「正直どっちが楽ですか?」(保育士)「こっちです(笑)」
日々のエプロンも園が用意。食事などで服が汚れると、保護者から預かっている服に着替えさせて…
(夏目キャスター)「洗濯までしてくれるんですか?」(保育士)「いつも汚れたものを洗濯します」(夏目キャスター)「洋服もエプロンも?」(保育士)「全部洗濯します」
洗濯もしてくれます。さらに…
(外国人講師)「(園児らへ)グッド モーニング!」
外国人講師による英会話レッスンも。
(夏目キャスター)「習い事に通わせる手間もここでカバーできている感じがありますね」(キッズランドみやびの 加藤理恵 園長)「生活の中で(英語を)経験できるのは子どもたちにとっていいこと」
医療法人が運営するここには看護師も常駐。病児・病後児保育にも対応しています。
(保護者)「登園して(体温が)38度になって、そのまま病児保育に預けられたので、そのまま仕事ができてありがたい」
そしてお迎えの時間。保護者の持ち物を見せてもらうと…
(夏目キャスター)「本当に手ぶらですね。お子さんだけ抱っこして帰っていきました」
保護者が本当に望んでいる支援は何なのか。民間も行政も手探りで考えながら、様々なサービスが広がりを見せています。
2023年10月27日放送 CBCテレビ「チャント!」より