走行中の車に設置されたカメラが捉えた映像。前を走る白い車のサンルーフから、上半身を外に出した子供とみられる2人の姿が確認できる。非常に危険な行為だ。
撮影されたのは、10月1日午後2時半ごろ。場所は埼玉県川越市の県道。
左側に見えるのは小学生ほどの男の子で、右側に見えるのはその男の子よりも小さな女の子だ。
撮影した人によると、車の速度は時速60kmほど出ていて、サンルーフから体を出したまま、しばらくの間走行していたという。
時折、車が揺れることで、子供たちがバランスを崩しそうになる場面もみられた。
過去には死亡事故も起きている。
山口県萩市で2013年、ワンボックスカーのサンルーフから顔を出していた当時6歳の女の子が、高さ制限のある高架橋にぶつかり死亡する事故があった。
車の外に身を乗り出す行為について、交通問題に詳しい高山法律事務所の高山俊吉弁護士は、「こういう走行は座席ベルト装着義務違反、子供が6歳未満だと、幼児用の補助装置使用義務違反にあたる」と指摘した。
またこうした行為は、各都道府県で「道路における禁止行為」とされている場合があり、道路交通法違反で処分を受ける可能性があるという。(「イット!」10月2日放送より)