日本維新の会の藤田幹事長は、党に所属する鈴木宗男参院議員がロシアを訪問していることについて処分を検討する考えを示しました。
日本維新の会の藤田幹事長はJNNの取材に応じ、鈴木宗男議員のロシア訪問について「党がルールとして定めていた海外渡航の際の届け出がなかった」ことを明かし、「届け出がなかった場合、“役員会通達違反”」だとして処分対象となる考えを示しました。
これに対し、鈴木氏の事務所関係者は「きのうの朝、党に海外渡航届を提出した」と主張しています。
鈴木氏が帰国した後に本人からヒアリングを行う予定だということです。
松野官房長官「政府としては基本的立場としてロシア全土にレベル3、すなわち渡航中止勧告以上の危険情報を発出しており、どのような目的であれ、ロシアへの渡航はやめていただくよう、国民の皆様に求めてきています。その上で、鈴木宗男参議院議員のロシア訪問の詳細について政府として、お答えする立場にはありません」
一方、松野官房長官は、このように述べたうえで、鈴木議員から政府側に連絡は来ていないと明かしました。
また、自民党の茂木幹事長も会見で「鈴木議員がどのような経緯か目的かはわからないが、渡航は望ましいことではない」と苦言を呈しました。