新潟県と新潟県教育委員会は、新潟市立を除く県内の公立小中高校、義務教育学校、中等教育学校、特別支援学校、県内全ての私立中高で、2022年度に教員による体罰が計7件(前年度比5件減)あったとの調査結果を公表した。
暴力的な言動(暴言)は、計13件(同10件増)だった。
調査は、児童、生徒、保護者、教員へのアンケートをもとに行われた。
体罰7件の校種別内訳は、公立小学校4件、公立高校2件、私立高校1件。部活動中に生徒の頭を平手で1回たたく行為や、児童の右膝を強くつかむ行為などが確認された。
7件のうち、公立高校の2件は処分対象となり、私立高校の1件は校内で教員への注意指導が行われた。公立小学校の4件は詳細を調査している。
暴言13件はいずれも公立校で行われていた。校種別では、小学校6件、中学校3件、高校4件。「死ね」、「お前の存在が迷惑だ」などの発言や、飲み物の容器を蹴る、椅子を床に投げつけるなどの児童・生徒への威圧行為があった。