賃貸住宅大手の大東建託は23日、全国の20歳以上の男女に聞いた令和5年版の「住みたい街ランキング」の結果を発表した。
1位は福岡市で、4年連続のトップを守った。「街の住みここちランキング」では東京都中央区がトップとなり、愛知県長久手市が続いた。
首位の福岡市は、空港に近く交通の利便性が高い点などが評価され、九州や山口県の居住者から高い支持を得た。2位以下は那覇市、横浜市、仙台市の順。いずれも商業施設や公園など生活環境が充実し、暮らしやすい点が評価された。調査は20歳以上の男女約19万人を対象に実施された。
一方、居住者ら約80万人を対象に実施した「住みここちランキング」でトップとなったのは東京都中央区。銀座や日本橋をはじめとする商業の中心地に立地し、下町風情が残る月島や人形町のほか、臨海部の晴海地区周辺では大規模なマンションの建設も進んでおり、生活利便性の高さが評価された。
2位の愛知県長久手市は名古屋市のベッドタウンとして発展。イオンモールやIKEA、アピタなどの大型商業施設や大学も多く、若い世代を中心に人気があるという。
3位の兵庫県芦屋市は言わずと知れた関西屈指の高級住宅地。交通アクセスの良さや高級感、景観に配慮された美しい街並みなどが評価された。
このほか、40位の沖縄県中城村(前年71位)、50位の山梨県昭和町(同77位)が昨年から大幅に順位を上げた。