ジャニーズ事務所の故ジャニー喜多川前社長(2019年死去)による性加害問題の調査をしていた外部専門家による「再発防止特別チーム」が29日、都内で会見し、調査報告書を公表した。
【報告書骨子】
一、ジャニーズ事務所のジャニー喜多川前社長は多数のジャニーズJr.に対し、長期間にわたって性加害を繰り返した
一、姉の藤島メリー泰子氏が性加害を知りながら徹底的な隠蔽(いんぺい)を図り、事務所も見て見ぬふりをして被害拡大を招いた
一、性加害問題をマスメディアが取り上げてこなかったことで事務所は隠蔽体質を強め、被害が拡大した
一、同族経営の弊害を防ぐため、藤島ジュリー景子社長は辞任すべきだ
一、事務所は性加害を事実と認め、被害者への真摯(しんし)な謝罪と救済に乗り出すとともに、適正な補償をするために「被害者救済措置制度」を構築すべきだ