「そごう・西武」の売却をめぐって、雇用などへの懸念から反発している労働組合は、旗艦店の西武池袋本店で31日、ストライキを実施することを決定した。
西武池袋本店に勤務する組合員約900人が、終日勤務しない予定で、「そごう・西武」はスト実施決定を受け、全館での臨時休業を決めた。
業績不振が続く「そごう・西武」をめぐっては、親会社のセブン&アイ・ホールディングスが、アメリカの投資ファンドへの売却を計画しているのに対し、労働組合が雇用などへの懸念から反発し、売却を強行しないと明確にすることを、スト回避の条件としてきたが、交渉は不調に終わった。
大手デパートでストが行われるのは、約60年ぶりとなる。