JR東日本や首都圏私鉄各社は2日、交通系ICカード「Suica(スイカ)」と「PASMO(パスモ)」の無記名カードの販売を8日から当面中止すると発表した。
世界的な半導体不足の影響で、部品となるICチップの入手が困難になっているため。JR東は、スイカについて2024年春ごろの販売再開を目指す。
氏名など利用者情報が登録された記名式カードや定期乗車券の販売、紛失時などの再発行には対応する。5月27日にスイカのサービス対象地域に加わった青森、岩手、秋田の3県では無記名カードを購入できる。訪日客向けカードについては、スイカ、パスモともに販売を続ける。