茨城県かすみがうら市は1日、市立保育所で一部の職員が、食事中の園児の前におもちゃのハエを置いて撮影するなどした不適切な園児の画像4枚を、無料通信アプリ「LINE」で共有していたと発表した。
画像の撮影や共有に関わった職員3人を処分したほか、この行為を知らされながら画像を処分して隠そうとしたとして、50歳代の男性所長を5月30日付で戒告の懲戒処分にし、1日付で他の部局に異動させた。
発表によると、画像は昨年6月~今年1月にかけて職員が園内で活動する園児を個人の携帯電話で撮影しており、画像に絵を描いて加工したものもあった。LINEでは5人のグループで画像を共有していた。おもちゃのハエを置いた職員は「園児に食べこぼしを注意する目的だった」と説明しているという。記者会見した宮嶋謙市長は「不適切な指導だった」と陳謝した。