三重県鈴鹿市のアパートで住人の女性が殺害され所持品を奪われた事件で、強盗殺人の疑いで逮捕された女性の夫と長女ら3人の身柄が、24日に津地方検察庁へ送られました。
強盗殺人の疑いで送検されたのは、いずれもブラジル国籍で四日市市に住む自称トラック運転手で女性の夫、プラテス・アルメイダ・デメルソン容疑者(48)と、長女の無職アイハラ・アルメイダ・キンベリ・カオリ容疑者(25)。長女の内縁の夫、無職のハコザキ・ルカス・ハルユキ容疑者(23)の3人です。
警察によりますと、3人は共謀して3日の午後10時頃、鈴鹿市寺家のアパートの階段下で、ブラジル国籍の工場従業員アイハラ・アルメイダ・ロゼリさん(46)を刃物のようなもので切り付けて殺害し、所持品を奪って逃走した疑いです。
3人の認否は明らかにされていません。
なお、亡くなったロゼリさんは去年11月、生活態度に起因する家族間のトラブルで110番通報し警察が事情を聞いていたほか、捜査関係者によりますとロゼリさんが家族から暴行を受けていた可能性があるということです。
警察では、今回の事件との関連性を詳しく調べています。